妊娠3ヵ月までは、受精卵が赤ちゃんの体の各器官を形成する非常に重要な時期ですので精油を使用したトリートメント等は出来ません。3ヵ月以降、精油(妊娠中使用可能な)を使用する時は、1%(希釈媒体5mlに精油1滴)またはそれ以下で行うようにします。全ての精油に於いて、3週間以上の連用はしないようにします(アレルギーが出るのを防ぐためです)。違う精油を使う場合でも、頻繁に精油を使用しないようにします。精油は胎盤を通 過するものがあります。
妊娠期を通 して、アロマテラピーを取り入れるには、精油や体の知識が必要です。最も安心なのは、アロマセラピストであり、助産師の資格を持った方に行っていただくことだと思います。ただし、芳香浴に関しては実際に部屋に存在する精油の濃度が低いこともあり、この限りではありません。不安を最小限にするため、制限された精油の中から選んで使えば問題はないと思われます。しかし、アロマテラピーは自己責任に於いて使用することが基本になりますので、色々な情報からご自分が納得された精油を使用することが必要です。使える精油や、使えない精油など、いろんな情報はありますが、実際に妊婦に対して摘要して調べたデータは存在しません。マウスなどの実験によるものです。自分でホームケアする場合は全身に使用したりせず、体の一部分に使用するなどして、取込む精油の量 に気を付けましょう。
【使用しない方が良い精油(禁忌)】初期・中期・後期を区別 していません。
クラリセージ・ジャスミン・ジュニパーベリー・ナツメグ・バジル・マジョラム・ラベンダー・ローズ・ローズマリーゼラニウム・ブラックペパー・クローブ ・ヤロー・シナモン・・スイートフェンネル・ニアウリ・パセリシード・アニス・セージ・ペパーミント・パルマローザ・スイートタイム・ブルーサイプレス・ターメリック・ウインターグリーン・スターアニス・サビン・スパニッシュラベンダー・ミント・ディル・タラゴン・キャラウェイ・アトラスシダーウッド・カンファー・ヒソップ・ペニローヤル・スペアミント・ローズマリー・タジェット
※未研究の精油→フランキンセンス ・ユーカリ
これらの精油には、通経作用(生理が来やすくなる作用)や、流産・早産を招く可能性があるとされるケトン類等の成分を含むため、妊娠中は使用できません。しかし、医師の判断により正規出産期において、陣痛促進として使用されることが有益な場合はあるようです。ですが、大切な赤ちゃんです。無意味に陣痛を起こそうとしたりするのは赤ちゃんにとっては嬉しいことではありませんね。自然に陣痛が来た時が、赤ちゃんの外界へ出る準備が出来た時です。待ってあげましょう。
〈妊娠中に禁忌のツボ〉
手…(合谷)親指と中指の間、水掻き部分のツボは押さないようにしましょう。子宮の収縮を誘発することがあります。
足…(三陰交)内くるぶしから指4本分上の骨の少し後ろ側。早産を誘発することがあります。
足…(太谿)内くるぶしとアキレス腱の間にあるツボ。流産の原因となることがあります。
どのツボも試してみましたが、普通 に気持ち良いと思える強さで刺激またはさする分には、私の場合はなんら問題はありませんでしたが、子宮の反射区ですので敏感に反応してしまう方はいると思います。気をつけましょう。
【使用可能な精油はこちら「赤ちゃん&ママのアロマ」】 |